なぜ、クリーンエアーでなくてはならないのか?
診療や技工作業に使うエアーがクリーンでなくてはならないのは説明するまでもありません。
しかし!!!
コンプレッサーで作られた時点でのエアーは実はクリーンではありません!!!
現在、販売されている「歯科向け」のコンプレッサーでも同じです。
なぜでしょう?
コンプレッサーは作動すると空気を吸い込んで圧縮してタンクの中にためていきます。
エアーが出来るまで
タンク内はこんなに汚い!?
タンク内に溜まっている水です。
この水と一緒にエアーはタンクに溜まっています。
水抜きのホースです。
新品との差は歴然です。
エアーをクリーンにするためには
コンプレッサーでエアーが作られた時点では、上記のような状態なのです。
全くクリーンではありません。
もし!先生のシリンジのエアーがクリーンでなかったら!
もし!先生のエアータービンの駆動エアーがクリーンでなかったら!
先生のせっかくの診療に悪影響が出るのは当然で、安心して診療できません。
CR充填、修復物などのセットのさいに汚れや水分、オイルが分離材の働きをしてしまうかもしれません。
それだけでなく、エアーがクリーンでないと、エアータービン、マイクロモーターをはじめ機械類の故障が頻発します。
エアータービンのカートリッジは「きちんとメンテナンスしていれば一年はもちますよ」こんな会話をよく聞きます。
弊社のお客様は三年以上もっているところがほとんどです。
コンプレッサーから出てきたエアーがクリーンではないことが、これでご理解いただけたと思います。
では、先生がお持ちのコンプレッサー、あるいはこれから購入しようとされているコンプレッサーが悪いのか?!
いえいえ、決してそんなことはありません。とくに「歯科向け」に発売されているコンプレッサーは、設置環境のことを考えて設計されていますのでおすすめです。ただし、コンプレッサー単体では先生が診療をするのにふさわしいクリーンエアーは供給できないのです。